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アイビー(ヘデラ)の植え替えと育て方

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基本情報

  • 科目:ウコギ科 キヅタ屬
  • 別名:ヘデラ セイヨウキヅタ
  • 原産地:カナリア諸島 ヨーロッパ 北アフリカ 西アジア 日本など(多種にわたる)
  • 種類・樹高:つる性 多年草 つるの長さ10m以上
  • 植え替え時期:4月から10月初旬
  • 適正土壌Ph値:5.5~6.5
  • 水やり:乾いたらたっぷり 地植えは不要(夏場の日照りの時は水やりしてください)
  • 置き場:日向 (日陰でも育つ)
  • 耐暑性:強い
  • 耐寒性:普通
  • 栽培難易度:☆

栽培の特徴

アイビーは別名ヘデラと呼ばれるつる性の観葉植物です。星型やハート型の葉を持った様々な品種が、現在出回っています。原産地は、北アフリカやヨーロッパ、アジアやカナリヤ諸島など広範囲に多種が分布しています。自生種は10mもの長さに成し、日本にも多く自生しています。アイビーは常緑で、アイビーによく似たつる性の落葉樹の蔦(つた)とは別の植物です。アイビーの栽培は簡単で、通所は庭植で栽培されています。

アイビーの育て方

栽培カレンダー



栽培環境・日当たり・鉢の置き場所

一年を通してと外で管理します。日当たりはよくても、日陰でもきれいに育ちます。

庭植の植え付け場所

庭植に適した植物です。グランドカバーとして横に伸ばすのは簡単です。垂直の壁やフェンスに、簡単な誘引をしてはわせることもできます。

鉢植えの置き場

鉢植えには、寄せ植えなどでよく利用される植物です。

一年を通じて戸外で栽培します。霜や雪などにも強い植物ですが、一般的にグランドカバーにしたり、フェンスなどにはわして地植えで栽培します。

植え替え適期

植え替え適期は4月から10月初旬の期間です。

用土の適正土壌酸度など

適正土壌酸度はph5.5~6.5です。水はけのよい保水性のある肥えた土で育てます。

水やり

水やりの頻度については、環境の違いによって異なります。鉢植えの場合、夏場は土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。根腐れを起こしやすい植物です。加湿には注意が必要です。休眠期の冬場は乾燥気味に育てます。

鉢植え

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。

冬場はやや乾燥気味に育てます。土が乾いてから3日から4日後に水やりします。乾かし気味でいいのですが、あまり乾燥させ過ぎると葉が枯れ始めます。

庭植の場合

基本的に水やりは必要ありません。夏場に日照りが続いたら、水やりしてください。

剪定などの作業

剪定の必要はありませんが、葉が枯れてきたら枯れた部分を切り取ったり、あまり長く成長してくると、切り戻しが必要です。切り戻した茎は挿し穂に使用できます。

切り戻し

葉を見ながらバランスを見て切り戻します。

大きくなりすぎたら、好みの高さで切り戻します。切り戻しで出た部分は、差し穂として使用できます。切り口の下のあたりの脇芽から生長点(新しい芽)が出てきます。

仕立て方

アイビーはつる性の植物です。つるの長さは育て方によってさまざまで、栽培環境に合わせて調整できます。仕立て方としては、フェンスにはわせたり、グランドカバーとして育てるのが一般的です。

グランドカバー

グランドカバーとして地上を這わして育てます。階段やコンクリートの上を這わして育てることもできます。

垂直に上に向かって育てる仕立て方

壁やフェンスを垂直に這わしたいときは、ある程度伸びた茎を数か所、どこかに結んでおくと全体を覆うように育てることができます。長く伸びすぎたところは切り詰めたり、誘引して枝の向きを調整しながら育てることができます。

追肥

肥料は元肥の他に

毎年4月から10月の間、月に1回化成肥料を与えます。

または、2週間に1度くらいの割合で、定期的に液肥を与えます。

液体肥料の種類は、リン酸の少ない観葉植物用の液肥などを水やりの時に与えます。

アイビーの植え替え

植え替えの時期

植え替え適期は4月から10月初旬の期間です。



植え替えの用土

水はけのよい保水性のある良く肥えた土を好みます。

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、市販の観葉植物用の培養土などを使います。

自分で配合する場合は、

赤玉土小粒 6

腐葉土 4

などの比率で配合します。

元肥

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

鉢植えの植え替え頻度

株の大きさにもよりますが、1年から3年に一度くらい植え替えます。植え替えの時期としては、根が鉢の下から出てきたり、水やりしても。根が詰まっていて水が鉢底に吸収されないで、ウオータースペースに残っている場合は、根つまりを起こしているので、すぐに植え替えが必要です。一回り大きな鉢に植え替えるか、根を剪定して、そのままの鉢に植え替えるようにしてください。

植え替えの方法

植え替えの方法は、古い鉢から出した株にいたんだ根や黒ずんだ根がある場合は取り除きます。あまり根を崩さずに一回り大きな鉢に植えつけます。株は挿し芽で簡単に更新できます。植え替えであまり大きな鉢になるようでしたら、株を更新して新しい鉢を作っておくと便利です。

増やし方

アイビーは、挿し芽で簡単に増やせます。

挿し木:剪定した枝を挿す方法

剪定した茎をしばらく水に差してから用土にさします。差し穂は葉が1枚から2枚以上ついているものを使ってください。差し穂の長さは10cm前後のものが最適です。

適期は3月下旬から4月と9月から10月ごろです。

冬越の方法(冬季管理方法)

通常は1年中、戸外で管理します。積雪や霜にも強い耐寒性のある植物です。

病害虫

病気

炭そ病

春から秋の暖かい時期に発症します。

すす病

アブラムシの排泄物がかびて、黒くなった状態です。アブラムシの除去と風通しのいい環境を心がけましょう。

害虫

カイガラムシ

見つけ次第、駆除してください。

アブラムシ

樹液を吸引し、病気を媒介します。







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