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山茶花の植え替えと育て方

基本情報

栽培の特徴

山茶花は、日本原産の樹木で、四国から山口県から南(九州と沖縄など)に分布して自生しています。

ツバキ科に属し、椿の仲間ですが、椿が早春から春に開花するのに対して山茶花は、冬場に開花します。

もともと山茶花の野生種は白い花を咲かせますが、現在では、赤色や桃色などの花を咲かせる園芸品種が栽培されています。

適正土壌酸度の値も日本の土地に適応した弱酸性で、耐寒性、耐暑性ともに強靭で、日本の風土に完全にマッチした育てやすい植物です。

酔芙蓉の育て方

栽培カレンダー

栽培環境・日当たり・鉢の置き場所

日光を好みます。できるだけ日当たりのいいところで育てましょう。日当たりの悪いところでは花付きが悪くなります。

植え替え適期

植え替え適期は開花期を除く3月から4月までの間と9月下旬から10月の期間です。

用土の適正土壌酸度など

土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。

水やり

水やりの頻度については、鉢植えや地植えなどの環境の違いによって異なります。どちらも水きれには注意が必要です。

鉢植え

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。成長期の水きれには注意が必要です。

庭植の場合

基本的には必要ありませんが、

植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。

成長が進み、完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。

剪定などの作業

伸びた枝の剪定の時期は3月~6月と落葉後の秋です。夏に花が咲いた後に枯れた花がらを取ります。

花が枯れた後の作業

必要ありません。

花が枯れた後の花がらが気になるようでしたら摘み取りましょう。

枝の剪定作業

花後の剪定

花がらを摘み取る作業を兼ねて、3月~4月ごろ枝の剪定を行います。

夏場の7月ごろには来年の花芽が分化されますので、7月以降に選定作業を行うと

せっかく育った花芽を切り取ることになり、来年花が咲かなくなります。

剪定は7月までに行います

来年の花芽が分化される前であれば、剪定できます

あまり強く刈り込むのはお勧めできません。

切り込みには弱くありませんが、

剪定は最低限にしておきましょう。込み合った枝をとって、風通しを良くしておきましょう。

風通しが悪くなると、

茶毒牙が繁殖しやすいので気を付けてください。

刈り込んだ新芽は挿し木に利用することができます。

秋の剪定

よっぽどのことがない限り秋に選定はしません。

追肥

肥料は元肥の他に

休眠期にはいる前の

1月ごろに暖効性肥料の油粕か、2月に即効性の化成肥料を

(寒肥を1回)施します。

山茶花の植え替え

植え替えの時期

植え替え適期は開花期を除く3月から4月までの間と9月下旬から10月の期間です。

植え替えの用土

土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、

鹿沼土単用か、配合する場合は

基本配合として、

赤玉土(中粒)6

腐葉土4

の割合で用土を配合して植え付けます。

植え付けの際は、鉢底に鉢底石をしいて植え替えます。

元肥

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

鶏糞などアルカリ性の強い肥料を混ぜると土壌がアルカリ性ななる場合がありますので注意が必要です。

鉢植えの植え替え頻度

植え替えの際は

鉢植えは2年から3年毎に一度、

植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。

庭植の用土と植え付け方法

庭植する際は

根鉢の倍程度の大きさの植穴を開けて

あらかじめ腐葉土などを混ぜて深植えにならないように植え付けます。

深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、

根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。

できれば、深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり

植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。

株間

複数の株を植え付けるときは

大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。常緑で生け垣に向いています。

元肥

こちらも植え込み時に

バーク堆肥や油粕、

元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。

庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。

増やし方

山茶花は種播き、挿し木と取り木で増やすことができます。

挿し木

挿し木の適期は5月から8月ごろで、

その年に出てきた新芽が青いうちに摘み取ります。10cm~20cmくらいで構いません。

木化した枝は挿し木してもうまくいきません。

挿し木の用土は赤玉土などの単用でOKで、

挿し木した後はしばらくは日陰で管理します。

取り木

取り木は3月~6月ごろ、種まきは10月~11月ごろ行います。

冬越の方法(冬季管理方法)

耐寒性には優れれており、積雪にも耐えて自然に冬越しします。鉢植えでも同じです。簡単に冬越しさせることができます。

病害虫

耐暑性、耐寒性ともに優れ、病気や害虫のも比較的強く、大変育てやすい植物です。

害虫

山茶花に発生しやすい害虫で注意しなければいけないのはチャドクガの幼虫です。

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