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南天の植え替えと育て方

基本情報

栽培の特徴

南天は梅雨時期にかわいいちさな花をいくつも開花させ、11月から年越しの2月ごろまで真っ赤な小さな実をたくさんつける常緑の低木です。非常に繁殖能力に優れており、一度根着くと次から次へと、地上から幹を伸ばして、株が横に広がっていきます。叉、強剪定にも耐えられるので、大きくなっても管理が簡単です。

日本原産の植物で、適正土壌酸度の値も日本の土地に適応した弱酸性です。日本の風土に完全にマッチした育てやすい植物です。日本では庭木として古くから利用されてきた植物で、風情のある生け垣などにも利用することもできます。

これといった害虫被害も少なく、放任するとすぐに大きく成ってしましますが、樹形もある程度自分で整えてくれます。常緑性で育てやすい植物です。

南天の育て方

栽培カレンダー

栽培環境・日当たり・置き場

午前中日が当たるような半日陰を好みます。強い西日の当たる場所は避けて植え付けましょう。

庭植の場合、半日陰に植えつけます。

日本では古くからの風習で、建物の鬼門、裏鬼門の方角に植えつけられているのがよく見られます。

鉢植えの場合も半日陰に置くのが理想ですが、

耐暑性耐寒性もあり冬場、霜が降りたり、雪が積もっても大丈夫ですが、鉢植えで動かせる場合は、念のために雪の日は軒下などに移動しておきましょう。

植え替え適期

植え替え適期は2月から4月まで、または9月ごろの期間です。

基本的に休眠期を終える春前と、気温が落ち着てきた秋口の9月ごろが一番適しています。

用土の適正土壌酸度など

土壌酸度は、酸性の土壌を好みます。基本的に用土は選びませんが、水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む、どちらかとゆうとやや粘土質の土を好みます。

水やり

水やりの頻度については、鉢植えや地植えなどの環境の違いによって異なります。どちらも水きれには注意して栽培してください。

鉢植え

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。成長期の水きれには注意が必要です。

庭植の場合

基本的には必要ありませんが、

植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。

成長が進み、完全に根が育ってきたっら、水やりする必要はありません。

剪定などの作業

伸びた枝の剪定の時期は5月末~6月です。花が咲いた後に枯れた花がらを取ります。

花が枯れた後の作業

必要ありません。

枝の剪定作業

剪定適期は3月~4月ごろと9月~10月の年2回です。

南天は非常に繁殖力の強い植物で、植え付け後しばらくすると、地下の根が横に広がって、

地上にたくさんの幹を出していきます。放任すると株がどんどん広がり、どんどん幹を増やします。

幹が増えてくると、葉が生い茂り風通しが悪くなります。

風通しが悪くなると病害虫の発生の原因になりますので定期的な剪定が必要になります。

南天の株は、一度実をつけた枝にはしばらく実をつけない性質があります。

剪定するときは実がついていた枝を選んで切っていくといいでしょう。

刈り込んだ幹は挿し木に利用することができます。

追肥

料は元肥の他に毎年

12月~翌年1月ごろに暖効性肥料の油粕

寒肥を1回施し

2月~4月ごろ月に1回暖功性の化成肥料か油粕などの肥料を与えます。

年間で合計2回与えます

南天の植え替え

南天は強靭な植物で、比較的容易に植え替えや株分けすることができます。

植え替えの期間

植え替え適期は2月から4月まで、または9月ごろの期間です。

基本的に休眠期を終える春前と、気温が落ち着てきた秋口の9月ごろが一番適しています。

植え替えの用土

土壌酸度は、酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、

基本配合として、

赤玉土(小粒)4

腐葉土3

黒土3

または

赤玉土(小粒)7

腐葉土3

の割合で用土を配合して植え付けます。

植え付けの際は、鉢底に鉢底石をして、植え替えます。

元肥

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

鶏糞などアルカリ性の強い肥料を混ぜると土壌がアルカリ性ななる場合がありますので注意が必要です。

鉢植えの植え替え

植え替えの際は

鉢植えは2年から3年毎に一度、

植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。

庭植の用土と植え付け方法

庭植する際は

根鉢の倍の大きさの植穴を開けて

あらかじめ腐葉土などを混ぜて深植えにならないように植え付けます。

深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、

根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。

できれば、若干深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり

植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。

株間

複数の株を植え付けるときは

大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。

生け垣を作る以外は一般的に、複数植えつることは少ないと思いますが、他の植物を今作する場合は多いと思います。

南天は、通常樹木の下のほうには、葉が茂ることはなく、傘のように、下のほうにスペースが開きます。

その空いたスペースに紫陽花などの、他の株を植え付ける事もできます。

元肥

こちらも植え込み時に

バーク堆肥や油粕、

元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。

庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。

南天の増やし方

南天は、繁殖力が強く、挿し木や株分けで簡単に増やすことができます。

挿し木で増やす

挿し木の適期は4月から6月ごろで、

剪定などで出た幹を挿しておくとよいでしょう。

木化する前の青い新芽があればなお簡単に根が出ます。

移植する場所が決まっている場合は、そのまま、その場所にさしても何とかなつきます。

より確実に根を出したい場合は差し穂ように土を用意してください。

挿し木の用土は赤玉土などの単用でOKで、

挿し木した後はしばらくは日陰で管理します。

株分けで増やす

株分けする場合は、株の根元を掘り下げて根を付けた幹を切り取ります。

根は少しでもついていればいいですが、よりたくさん根をつけたまま切り取れると成功しやすくなります。

根が硬いので、のこぎりなどが必要です。

冬越の方法(冬季管理方法)

日本の厳しい冬にも耐えることができる植物です。雪をかぶっても大丈夫ですが、スペースに余裕があるならば、冬場は軒下などで管理するのが理想です。水やりに関しては夏場のように毎日あげる必要はありませんが、乾燥しすぎには気を付けて、表面が乾いたら、水をやるようにしてください。

病害虫

耐暑性、耐寒性ともに優れ、病気や害虫のも比較的強く、大変育てやすい植物です。

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