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霧島ツツジの植え替えと育て方

基本情報

栽培の特徴

ツツジは、日本で古くから園芸品種とし親しまれてきた人気の庭木で江戸時代から盛んに品種改良されて、たくさんの園芸品種が現在栽培されています。中でも霧島は特に人気の高級品種です。

霧島ツツジは鹿児島県霧島地方を代表するツツジの品種で,霧島では高地に自生しています。

適正土壌酸度の値も日本の土地に適応した弱酸性で、耐寒性、耐暑性ともに強靭で、日本の風土に完全にマッチした育てやすい植物です。

根は比較的浅く広く張るのが特徴で、鉢などで栽培する場合は、夏場の水きれには注しなければなりません。

霧島ツツジの育て方

栽培カレンダー

栽培環境・日当たり・鉢の置き場所

日光を好みます。できるだけ日当たりのいいところで育てましょう。日当たりの悪いところでは花付きが悪くなります。

庭植え

庭植の場合、できるだけ日当たりのいい場所に植えつけましょう。

半日陰でも十分育ちますが、花付きがよくありません。日陰では開花しにくいので植え付け場所には注意が必要です。

鉢植え

鉢植えの場合も,できるだけ日の当たるところに,おいてあげるのが理想です。

耐暑性は十分ありますが、真夏の水切れには十分気を付けなくてはいけません。

耐寒性もあり冬場、霜が降りたり、雪が積もっても大丈夫です。

植え替え適期

植え替えの適期は春先、気温が安定してきた開花前の3月か花後の5月末ごろが適期です。

用土の適正土壌酸度など

土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。

水やり

水やりの頻度については、鉢植えや地植えなどの環境の違いによって異なります。乾燥に弱いので、どちらも水きれには注意が必要です。

鉢植え

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。成長期の水きれには注意が必要です。

庭植の場合

基本的には必要ありませんが、

植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が続いたときは水やりが必要です。

成長が進み、完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。

剪定などの作業

伸びた枝の剪定の時期は5月~6月と落葉後の秋です。花が咲いた後に枯れた花がらを取ります。

花が枯れた後の作業

花後に花がらつみが必要です。花が咲き終わって枯れた花がらを放置しておくと、

見た目も悪いですし、花びらが葉の上で腐食して病気の原因にもなりますので摘み取ります。

枝の剪定作業

花後の剪定

花がらを摘み取る作業と同時に、5月~6月ごろ枝の剪定を行います。

夏場の7月ごろには来年の花芽が分化されますので、7月以降に選定作業を行うと

せっかく育った花芽を切り取ることになり、来年花が咲かなくなります。

剪定は7月までに行います

来年の花芽が分化される前であれば、強剪定できます

かなり強く刈り込んでも大丈夫で、

根はりの状態にもよりますが、丸坊主にしてもOKです。

刈り込んだ新芽は挿し木に利用することができます。

秋の剪定

年越し前に全体の形を整えるために、徒長した枝(飛び出した枝など)を軽く摘み取ります。

この時期の剪定は、来年の花芽を摘み取ることになりますので

注意が必要で、必要最小限に抑えておきましょう。

詳しい剪定の方法はこちらをご覧ください。

追肥

肥料は元肥の他に

花後にお礼肥

休眠期にはいる前の

9月ごろに1回

1月ごろに暖効性肥料の油粕か、2月に即効性の化成肥料

寒肥を1回施し

年間で合計3回与えます

霧島ツツジの植え替え

植え替えの時期

植え替え適期は開花期をのぞく3月から梅雨入りまでの期間です。

4月5月は開花の時期になりますので、植え替えには適しません

基本的に休眠期を終える春前から根が活動を始める春ごろが一番適しています。

梅雨に入り気温が上がっているときに植え替えるのは危険です。

気温が落ち着いて、休眠ん入る前の

9月~10月にかけても植え替え適期になります。

植え替えの用土

土壌酸度は、弱酸性の土壌を好みます。水はけ、通気性のいい適度に湿度を保つ、有機質を多く含む土質を好みます。

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、

基本配合として、

赤玉土小粒4

鹿沼土小粒3

酸度未調整ピートモス2

バーミキュライト1

の割合で用土を配合して植え付けます。

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

元肥

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

鶏糞などアルカリ性の強い肥料を混ぜると土壌がアルカリ性ななる場合がありますので注意が必要です。

鉢植えの植え替え頻度

植え替えの際は

鉢植えは2年から3年毎に一度、

植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。

庭植の用土と植え付け方法

庭植する際は

根鉢の倍の大きさの植穴を開けて

あらかじめ腐葉土やピートモスを混ぜて深植えにならないように植え付けます。

深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、

根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。

堆肥を施す際は、若干深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり

植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。

株間

複数の株を植え付けるときは

大きく成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。

元肥

こちらも植え込み時に

バーク堆肥や油粕、

元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。

庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。

増やし方

霧島ツツジは挿し木で簡単に増やすことができます。

挿し木の適期は5月から6月ごろで、

その年に出てきた新芽が青いうちに摘み取ります

木化した枝は挿し木してもうまくいきません。

挿し木の用土は鹿沼土などの単用でOKで、

挿し木した後はしばらくは日陰で管理します。

 

冬越の方法(冬季管理方法)

耐寒性には優れれており、庭植の場合は落葉して積雪にも耐えて自然に冬越しします。鉢植えでも同じです。簡単に冬越しさせることができます。

病害虫

霧島ツツジは耐寒性に優れ、冬の寒さには強い植物です。梅雨などに高温が続くと、病気を発生する場合がありますので気を付けてください。

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