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キダチアロエの植え替えと育て方

基本情報

栽培の特徴

キダチアロエは、アロエの一品種で、薬用となる植物として昔から知られています。多肉種に分類され、肉厚な葉の中にはゼリー状の水分をたくさん蓄えた組織があり、水分を与えなくても長きにわたり枯れることはありません。強靭な植物で、夏の暑さや軽い寒さにも耐える植物です。大変育てやすく、うまく育てると鑑賞性の高い、非常に珍しい花を咲かせます。暖地では、まれに地植えされており、株は群生して真冬に一斉に花を咲かせてくれます。一般的に家庭では、鉢で栽培されています。鉢のサイズも様々で小さい株から大型に成長した株もよく見かけます。一年を通して室内で栽培することもできる植物です。

キダチアロエの育て方

栽培カレンダー



栽培環境・日当たり・鉢の置き場所

夏に成長する多肉種の植物です。日向を好みます。暑さには強く、常夏でも生育しますが、最低気温が常時10℃を下回わる環境では、生育が鈍ります。冬場は、室内に取り込むか、霜の当たらない軒下などで休眠させて管理ます。

庭植の植え付け場所

通常庭植えはしません。雪や霜にあたると枯れてしまします。

雪や霜の心配のない地域の場合、庭植ではできるだけ日当たりのいい、水はけのいい場所に植えつけましょう。

鉢植えの置き場

鉢植えの場合もできるだけ日の当たるところにおいてあげるのが理想です。冬場は霜の当たらない軒下や、室内に取り込んで冬越させます。

植え替え適期

植え替え適期は3月から9月の期間です。生育期間であればいつでも植え替えできます。

用土の適正土壌酸度など

適正土壌酸度は、Ph5.5~6.5です。水はけ、通気性のいい、有機質を多く含む土質を好みます。

水やり

水やりの頻度については、鉢植えや地植えなどの環境の違いによって異なります。過湿を嫌います。11月~翌年3月くらいまでの間、休眠状態に入ります。この間は断水してください。春先に新芽が動き出したら水分を与えていきます。

鉢植え

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりします。夏場の成長期は、乾いたらすぐ水やりしてもいいのですが、11月~翌年3月くらいまでの間、休眠状態に入ります。この間は断水してください。春先に新芽が動き出したら水分を与えていきます。

庭植の場合

自然な雨に任せます。

基本的には必要ありませんが、

植え付けてすぐでまだ根が十分に育っていない時期や、雨が降らない日が異常に長く続いたときは水やりが必要な時もまれにあります。

成長が進み、完全に根が育ってきたっら、よっぽどでない限り水やりする必要はありません。

剪定などの作業

大きくなりすぎた株を小さく仕立て直すには、3月~9月に切り戻しの作業をします。切り戻した茎は挿し木に使えます。

花が枯れた後の作業

花が枯れた後、花茎を摘み取ります。そのままにしておくと株自他が弱ってしまいます。

切り戻し作業

大きくなりすぎた株を小さく仕立て直すには、3月~9月に切り戻しの作業をします。切り戻した茎は挿し木に使えます。切り戻しは簡単で、好みの高さで茎を切り取ってください。切り戻したところが生長点として新しい芽が出てきます。

支柱

支柱が必要な場合があります。まだ根が育っていない場合小さな支柱などを立てて、株が倒れないように支えが必要です。

追肥

肥料は元肥の他に

毎年3月から9月、月に1回化成肥料を与えます。

または液体肥料を利用します。

キダチアロエの植え替え

植え替えの時期

植え替え適期は3月から9月の期間です。



植え替えの用土

適正土壌酸度は、ph5.5~6.5です。水はけ、通気性のいい、有機質を多く含む土質を好みます。

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、

自分で配合する場合は

基本配合として、
赤玉土(小粒)2 鹿沼土 2 ピートモス2 川砂2 もみ殻くん炭2 

などの割合で用土を配合して植え付けます。

植え付けの際は、鉢底に鉢底石をしいて植え替えます。

元肥

同時に元肥としてマガンプK(マグァンプK)などの暖効肥料などを入れておきます

マガンプkは優れた肥料で、暖効性で水やりなどで溶けて流れることのないように、

極力水に溶けずに、根に触れても根焼けしにくく、長く効果が持続するように作られています。

肥料切れの心配を解消してくれる優れものです。

鉢植えの植え替え頻度

植え替えの際は

鉢植えは2年から3年毎に一度、

植え付け時と同じ要領で、一回り大きな鉢に植え替えてください。

庭植の用土と植え付け方法

庭植する際は

水はけのよい日当たりのいい場所に、根鉢の倍の大きさの植穴を開けて

あらかじめ腐葉土などを混ぜて深植えにならないように植え付けます。

深植えしてしまうと根が呼吸できなくなったり、

根腐れの原因にもなる場合がありますので、注意が必要です。

堆肥を施す際は、若干深めに植穴を開けて、そこにバーク堆肥を入れておくと、土に微生物が繁殖しやすくなり

植物にとって栄養のある肥えた土を作ります。

株間

成長することを考慮して、十分な株間をとりましょう。

元肥

こちらも植え込み時に

バーク堆肥や油粕、

元肥としてマグアンプKなどを混ぜ込んでおくと安心です。

庭植の場合は大粒のマガンプKがおすすめです。

増やし方

キダチアロエは挿し木、株分け、種まきで簡単に増やすことができます。

挿し木

切り戻しで出たさし穂を用土にさしておきます。さし穂は剪定後すぐに土にさしたりせず、2日ほどそのまま置いておいて、切り口を乾かしてから土にさします。適期は3月から9月です。

株分け

株の周りに子株ができてきたら、株分けすることができます。植え替えの際に、株を分離して別の鉢に植えつけます。適期は3月~9月の植え替え時期です。

種播き

種播きでも増やすことができます。種まき適期は3月~5月です。

冬越の方法(冬季管理方法)

耐寒性はありません。霜が降りる前に室内に取り込みます。気温が10度を下回ると枯れてしまいます。一般的には11月から翌年の5月まで室内や軒下で管理して、霜の心配がなくなってから戸外に出してやります。

病害虫

病気

すす病

すす病は、カイガラムシの排泄物から発病します。カイガラムシの発生を予防して対応します。

害虫

カイガラムシ

すす病の原因になるカイガラムシは1年を通して発生します。茎に白い塊がついているのを発見したら、それはカイガラムシです。そのままにしておくと茎から樹液を吸われて株の成長を妨げるだけでなく、すす病を発生させるので殺虫剤で駆除しなければいけません。

アブラムシ

樹液を吸引します。

ネジラミ(サボテンネコナガカイガラムシ)

根に発生します。

 

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